2020年1月3日金曜日

人生を豊かに、人を幸福にする、おせち料理

あけましておめでとうございます

令和天皇が即位されて最初のお正月

伊勢神宮の参拝者が例年より増えているらしい

日本人の血に流れている何かが目覚めたのかも知れない

私も例外なく今回9年ぶりに #お節料理 をちゃんと作ってみようと目覚めました



前回は新婚2年目のお正月に「ちゃんとしないと」と思って作った

2011年のお正月のことだった、この時はまだ新米の主婦でした

お重が一つスカスカ(笑)

https://aquapm.blogspot.com/search/label/御節料理


30日は忘年会で午前中に買い出し即席で作ったお鏡餅



玉が橙ではなく温州ミカンなのはちょっとどうかと思いますが

剣の部分も食用の干し柿を買ってきて串にさしました

お飾り用は手が出ません、そこまで求めなくてもいいということで。

このお餅も裏の商店街にお百姓さんが持ってきているのはこのサイズで1200円

いくら何でもと思い柳橋連合市場に行くと540円この差はすごい

そんなこんなのお鏡餅を神様はこれを三種の神器と認識してくださるだろうか


31日から2日迄つかの間の休日

31日は昼から年明けの営業の仕入れに向かいショッピングセンターは大渋滞!

昼から出て19時半に戻ってこられた

ここまでにできている仕込みはこれだけ↓


徹夜とか絶対に嫌だ!!!

9年前の #おせち のときは初めてのことでめちゃくちゃ手こずったことだけ記憶にある

とにかく思いつくままに作業開始!

途中年越しそばを食べてまったり紅白を見たりしながらも年明け0時30くらいには仕込み完了

だいたい5時間くらいかかったか、居残り仕込みみたいだ(泣)

なんだけれども実は、

料理作りに取り掛かり始めた瞬間に得も言われぬ喜びが込み上げてきたんです

料理するのが楽しくて仕方がないっていう魂の喜びを感じたというか

こんな面倒なこと買って出てどうしてっていう気持ちに普通だったらなるのでは?

なのになぜかこれが楽しくて喜びに感じる、作りたくて仕方ないというか

家族が絶対喜ぶだろうし、楽しみに待っているからだろうが

自分の命をその為に使えることの幸せ

令和二年元旦快晴、今年はワンプレートで



有頭海老の煮物
烏賊の松笠焼き
鰤の煮物
鰆西京焼き
鰊の昆布巻き
鮭の昆布巻き
筑前煮
辛味大根とスモークサーモン紅白なます
塩豚の胡麻だれ山椒
銀杏
紅白蒲鉾
伊達巻
数の子
ごまめ
黒豆
紅白団子
栗の渋皮煮
金柑の甘煮
抹茶きんとん
しめ鯖の散らし寿司

お雑煮が見当たりませんね
実はあったんですが
このプレートでもう苦しいくらいおなか一杯になってしまい
だれもお椀までたどり着きませんでした

<今回の良かったところや改善点>

・普段作らない煮物や焼き物は難しかった(汗)
・烏賊の松笠焼きだけど烏賊のチョイスから失敗!みんなは美味しいと言っていたが私が以前食べた仕出し屋さんの松笠烏賊とは程遠い、個人的にはまずかった
・筑前煮の鶏肉の下味はもっとしっかりとあまり火入れできないので染みてない
・銀杏の仕込みも前日にやるには時間かかり過ぎる
・有頭海老の仕入れも時期を誤らずもっといいもの選定できたはず
・魚の焼き方、皮がボロボロ、フライパンでやったのがまずかった
・煮物の里芋と人参は下茹で長すぎ、出来上がりが柔らかすぎた・黒豆櫛もう2本
・蒲鉾厚切り過ぎたのか飾り切り崩壊、やるなら適度な薄さで
・裏白早く買い過ぎて乾燥してた、自宅の庭にあったからそれ摘んで来ればよかった
・さやいんげん茹でてあったのに飾るの忘れた(泣)

・紅白団子の赤色はビーツの色を使ったのは成功だった、次回砂糖は1%に引き上げる.5%だとあんこがあって丁度良い程度
・有頭海老の下処理良かった臭みがなかった
・お節作るのが楽しすぎた、自分の魂が喜んでいるのを初めて感じた



母は老いているため長時間の料理が無理なので何もしないでと言ってある

自邸で作ったお節をケータリング状態で持っていくのでお皿などは簡易なものですが

コップは実家にある薩摩切子を拝借

今年はワンプレートでとか言ってますけど、

ちゃんと作ったのは9年ぶりなので

お重も一回しかほぼ作ったことがない

思い起こせば、一度2016年に年越しライブのときがあり

どこもお店が開いていないというのでスタッフで食べる賄いお節を作ったことがあった

あの時は12月に耳をやられて眩暈で車いす生活直後で安静の時期

眩暈をかかえて作ったお節だった

写真も残っていないがローストビーフを作ったような記憶が

多分だいぶ適当だったと思う

その後も作ろうとして数日前から仕込みなどしていたが体力の問題で不発に終わったり

今年は奇跡的に年末まで健康でゴールインしたんだ

年取る一方の自分がこんなに健康になれて人を元日から喜ばすことができて

本当に嬉しい

母からも「素晴らしい時を過ごし嬉しかったです。心より感謝します。」

とのラインを頂き人を正真正銘幸福にすることで

幸福感が自分にも周ってくる

そんなことを実感したお正月でした